花粉症(1)―鼻の粘膜をレーザーで炙った!!

 花粉症歴30年弱。
 「花粉症」という言葉ができる前から、春先に必ず訪れる鼻のアレルギー反応に悩まされていました。アレルギー検査の結果では、スギ、ヒノキ、ブタクサ、カモガヤ、ネコ、イヌ、ハウスダストすべてに反応があった。(しかも、自覚していたネコよりもイヌの方が数値が高かった!!!)
 5〜6年前、鼻炎持ちの同僚が「鼻の粘膜をレーザーで焼いた」と言っていた。粘膜を焼いてアレルギー反応が出ないようにする処置はそのとき知りました。鼻血は出るわカサブタはできるわめちゃくちゃ痛いぞ! すごくおどされた。でも、鼻炎に比べたらそのくらい!!!
 ピーク時にはまっすぐ歩けなくなるほどの花粉症なのでかなり興味がありましたが、ものすごく痛い思いをしてもきく人ときかない人がいるという情報もあり、保険適用ではなく高価だったのでなんとなく手を出せずにいました。
 ところが最近、友人が同じくレーザー治療をしたとのこと。しかも今は痛くも高くもないらしい。クリニックの説明を読むと、粘膜を完全に焼くのではなく、ステーキで言うミディアムレア程度の焼きを入れるとのこと。お寿司で言うと炙りトロぐらい? その程度でも十分アレルゲンに反応しなくなるんですって。早速、予約を入れました。

少しの圧痛と恥ずかしさだけ

 椅子に座ったら2分で施術! ビックリした!
 最初に通された部屋で問診票に記入、5人同時にレーザー治療の仕組みと注意点を説明され、1人ずつ処置室に通されます。医師にガッと鼻の穴を広げられ、霧吹きで液状の麻酔を粘膜に吹きかけられます。
 それで、もうレーザー。片方約1分×2のあっという間。心の準備をする暇もありません。
 痛みはほとんどありません。押されるような圧痛が少し。お薬はふだん使っているムコダインキプレス、アルロイヤーで十分とのことで処方なし。レーザー治療と診察で6000円ちょっとでした。
 施術後は乾燥が気になったのでマスクをしていました。取ると乾いて頭痛が起こりそうな感じだった。当日の飲酒と長風呂は禁止とのことです。当日と翌日の朝、鼻水がタラッと出てくることがありましたが、気にならない程度。
 ちなみに、レーザーで粘膜を焼くと嗅覚が鈍るという噂があるようです。においを感じるのは嗅裂部というところで、レーザー治療で焼くのは下甲介。離れた場所なのでその心配はないそうです。
 さらにちなみます。係りつけの耳鼻科の先生は、鼻粘膜のレーザー治療は何度も繰り返すとあまりよくないという見解をお持ちでした。詳しくは…忘れたのでまた聞いてきます。
 これからの季節に本当に鼻炎が起きないか、ドキドキ少しの不安もありながら、猛烈に楽しみです。その頃またレポートします。